<S.S.E>もしもピアノが弾けたなら
正岡子規が書いた「俳句の出発」を読んでいる。
ふうむ、俳句か、とてもいいもんだなと思い、
これから俳句をやるべく、筆ペンを買う。
がよくよく思えば、私、文章書くとき、
手書きじゃなくてPCだったわけで、
其の「書く」と「打つ」という行為自体が違うだけで、
なかなか作文が進まない。
トイレでなんでだろうなんでだろうと
苦杯しているなか、ふと、思う。
ピアノは「弦楽器」なのか、それとも「打楽器」なのかと思った。
鍵盤を指で「打つ」と内蔵の「弦」が弾かれ音がなる。
こりゃ厄介だと思い、iPhoneをとって検索をしてみると
同じ質問を「教えて!goo」でされている方がいて、其の答えには
「ピアノはどちらにも属さない、
むしろジャンルを超越した楽器なのだ」とあった。
なるほど、しかり、そうかそうかと思った。
ピアノは偉いなと思った。よくやってる。
で、そろそろトイレをおいとましようと
手をトイレットペーパーのほうにのばすと、
紙がなかった。
ピアノは弾けない僕の、血の気が引いた。